世界大百科事典(旧版)内のツァカリアーゼン,W.H.の言及
【ガラス】より
…古くは,〈ガラスは三次元に不規則に広がった網目状構造をもつ〉と単純に考えられていたが,現在では,全体としてはそのような不規則性をもつものの,数Å以下での構造の秩序はかなり高く,その構造も組成によってさまざまであるという考え方になりつつある。ガラスを構成している構造単位に関する理論はかなり古くからあり,ツァカリアーゼンW.H.Zachariasenが1932年に提案した構造説は,いまだに基本的には正しいとされている。それはMOxという組成の酸化物がガラス化するときの条件を構造的に示したもので,次のように表現できる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」