ツェルリーナ(読み)つぇるりーな

世界大百科事典(旧版)内のツェルリーナの言及

【ドン・ジョバンニ】より

ドン・フアン伝説を素材にしたダ・ポンテLorenzo da Ponte(1749‐1838)のイタリア語の台本による。ドン・ジョバンニが,オッタビオの許婚者ドンナ・アンナや村の娘ツェルリーナを誘惑しようとして失敗,ついには,決闘で刺殺した騎士長(ドンナ・アンナの父)の石像によって地獄におとされる,という筋書からなる。モーツァルトのオペラの中でも最も劇的な作品であり,ブッファと名づけられていても喜劇ではなく,またドン・ジョバンニの死をもって終わるといえども悲劇でもなく,きわめて特異な性格をもつ。…

※「ツェルリーナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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