世界大百科事典(旧版)内のツリフネソウ属の言及
【インパチエンス】より
…インパチエンスといえばツリフネソウ科のツリフネソウ属を指すが,園芸界ではアフリカホウセンカの呼名となっている。アフリカホウセンカI.sultani Hook.f.(イラスト)は花色も豊富に改良され,年間を通じて開花するので,鉢植えや花壇で楽しめる。…
【ツリフネソウ(釣舟草)】より
… ツリフネソウに似るが,花序が葉よりつき出さず,花は葉下に隠れるハガクレツリフネI.hypophylla Makinoは本州中部以西に,また草丈がやや高く,花は黄色のキツリフネI.nolitangere L.(英名touch‐me‐not)は北半球温帯に広く分布し,日本各地にある。 ツリフネソウ属Impatiens(英名touch‐me‐not,balsam,jewelweed)はアジア,アフリカの熱帯を中心に500種ほどあり,種子の形,実生の形態,子房の構造,染色体数など,きわめて多彩な変化がみられる。日本には3種が自生するにすぎないが,ホウセンカ,アフリカホウセンカ(インパチエンス)などの品種改良の進んだ園芸植物も栽培される。…
※「ツリフネソウ属」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」