世界大百科事典(旧版)内のティースプルート累層の言及
【先カンブリア時代】より
…その他,プラチナ(旧ソ連,カナダ),銀(カナダ),鉛・亜鉛(カナダ,アメリカ,オーストラリア),クロム(南アフリカ,旧ソ連),コバルト(カナダ),マンガン(インド,アフリカ,ブラジル),石墨(東アジア)などは楯状地に多く産出がみられ,世界の資源にとって先カンブリア時代の地質系統が重要な地位を占めている。
[古生物]
世界最古の化石は南アフリカのオンフェルワクト層群のティースプルート累層(34億年前)から発見されたラン藻とされているが,この構造体が化石であることに異論も出されている。この層群の最上部層(31億年前)から1~4μmの大きさのラン藻化石が報告され,全標本の25%が分裂中か二分子細胞であるとされ,エオバクテリウムとともに確実な最古の微化石とされている。…
※「ティースプルート累層」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」