世界大百科事典(旧版)内のディスクカメラの言及
【イーストマン・コダック[会社]】より
…1963年に発売したインスタマチック・カメラは全世界的に大いに売れた。また76年にはカートリッジ式のインスタントカメラを,82年には円盤状フィルムを使用するディスクカメラ(従来のカートリッジ式ポケットカメラにとって代わった)を発売するなど,インスタントカメラの技術をリードしている。化学分野への参入は1920年であり,繊維(ポリエステル,アクリルなど),プラスチック(セルロース,ポリオレフィン),工業用薬品などを取り扱っているが,88年買収した医療事業は94年に売却した。…
【カメラ】より
…16ミリ,あるいは9.5ミリ映画フィルムなどを用いる超小型カメラは第2次大戦前後に数多く作られたが,これが広く普及するようになったのもフィルムのカートリッジ化によるところが大きく,72年コダック社が画面サイズ13mm×17mmとした,いわゆる110ポケットインスタマチック方式を開発し,その後約10年間世界的に普及した。さらに新しいカートリッジカメラとしては82年,同じくコダック社から発表されたディスクカメラがある。これは画面サイズ8.2mm×10.6mmであるが,15コマが1枚の円板に収容され,カメラ全体がワイシャツのポケットに入る大きさとなっている。…
※「ディスクカメラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」