世界大百科事典(旧版)内のディスコ・サウンドの言及
【ソウル・ミュージック】より
…レディングに代表される南部のソウル・シンガーのこのような深みのあるスタイルを,ファンは〈ディープ・ソウルdeep soul〉と呼んでおり,それに対して北部では,デトロイトに本拠のあったレコード会社モータウンのアーティストたちに代表される洗練度の高い都会的なサウンドを特徴とし,ゴスペルの要素は薄い。 1970年代に入って北部の洗練されたサウンドが主流を握り,ダンス音楽の比重が高まって,いわゆるディスコ・サウンドとして白人の音楽と一体化してゆき,80年代にはソウルという語はあまり強調されなくなった。【中村 とうよう】。…
【ディスコ】より
…もとはイタリア語,スペイン語などで〈レコード〉を意味した(フランス語のディスクdisqueにあたる)。しかし1970年代後半から,ロックないしソウル系のダンス(ディスコ・ダンス),およびダンス向きに作られた音楽(ディスコ・ミュージック,ディスコ・サウンド)を指す言葉として広く使われるようになった。これは,1960年代にフランスで,ダンス・バンドの代りにレコードを使用するダンスホールを〈ディスコテークdiscoteque〉と呼んだことからきている。…
※「ディスコ・サウンド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」