世界大百科事典(旧版)内のディストリクト・タータンの言及
【タータン】より
…現在にも伝わるキルトが17世紀にあらわれるまでは,人々はこのタータンを体に巻きつけたベルテッド・プラドbelted plaidと呼ばれるいでたちをしていた。タータンの柄はセットsettと呼ばれ,古くは草木染による2~3色の単純なチェックで,地方ごとに決まったタータン(ディストリクト・タータンdistrict tartan)があった。10世紀から11世紀にかけてのマルコム1世,2世の時代にスコットランド特有のクラン(氏族)制度が確立すると,それぞれのクラン・タータンが生まれた。…
※「ディストリクト・タータン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」