ディッセ腔(読み)でぃっせこう

世界大百科事典(旧版)内のディッセ腔の言及

【肝臓】より

…肝臓に流入する動脈血と門脈血の量比は3対7であり,いかに門脈血が多量であるかがわかる。 肝臓のリンパは,肝小葉内のディッセ腔で生成され,肝表在リンパ管と肝深在リンパ管に注ぎ,それぞれ肝リンパ本管に集められる。表在リンパ管は,肝被膜の結合組織中を動脈枝に沿って走行し,肝上面では8本の,肝下面では6本のリンパ本管とそれぞれに付属するリンパ節に連なっている。…

【細網組織】より

…細網繊維reticular fiberが網を形成し,網目に細網細胞reticulum cellその他の結合組織細胞が散在し,基質と組織液が存する組織をいう。リンパ節,脾臓,肝臓の洞様毛細血管の外側(ディッセ腔Disse space),骨髄などがこれに属する。細網繊維は膠原繊維(こうげんせんい)のとくに細いもので銀に染まる。…

※「ディッセ腔」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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