世界大百科事典(旧版)内のディッパー浚渫船の言及
【建設機械】より
…土木機械ともいう。土木・建設工事に用いられる機械の総称。
[発達史]
古代における建設の方法は,主として人力と畜力に依存しており,わずかに水力や風力を利用していたにすぎない。大土木工事として有名なピラミッドは,ナイル川のはるか上流の採石場から切り出した石をいかだにのせて水路輸送し,人力のジブクレーンによって陸揚げし,石材運搬のための斜路を多数の人力によって綱で引き,滑車やてこなどの道具を利用して1個ずつ積み上げて完成させたものである。…
【浚渫船】より
…浚渫時の海中の土砂のかくらんを防ぐカッターレス型のへどろ専用浚渫船もある。(3)ディッパー浚渫船 硬土質土砂や岩盤の浚渫に用いられるもので,船首尾にある昇降自在のスパッドを海底に立てて船体を固定し,船首のディッパーアーム(長柄)の先端のバケットで掘削する。(4)バケット浚渫船 砂や軟土質の浚渫に適し,バケットコンベヤにより連続的に土砂をすくい上げる。…
※「ディッパー浚渫船」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」