デバイ長(読み)でばいちょう

世界大百科事典(旧版)内のデバイ長の言及

【プラズマ】より

…彼は,例えばグロー放電やアーク放電中の陽光柱と呼ばれる部分には,負の電荷をもつ電子と正の電荷をもったイオン(正イオン)とがほぼ同じ割合で混在して巨視的には中性状態になっていることを確かめ,このような媒質を物質の一つの状態と考えてプラズマと名付けた。 現在の物理学でこのプラズマは〈異なった符号(正と負)の電荷をもつ2種以上の荷電粒子群を含み,そのうち少なくとも一方の荷電粒子群は不規則な熱運動を行っており,寸法としてはデバイ長よりも大きな部分〉と広く定義されている。ここでデバイ長とは,巨視的に見てこの媒体が電気的中性を保つとみなしうる最小の長さであり,言い換えれば,個々の電荷(荷電粒子)のクーロンポテンシャルが周囲に集まった逆符号の電荷によって遮へいされる距離といえる(図1)。…

※「デバイ長」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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