デーバギリ(読み)でーばぎり

世界大百科事典(旧版)内のデーバギリの言及

【ダウラターバード】より

…いまは小村であるが,比高180mの急峻な孤立岩丘があり,デカン高原上の交通路の結節点を扼する戦略的要衝を占める。12世紀末にデカン高原西部に覇を唱えたヤーダバ朝の首都となり,デーバギリDevagiri,デーオギリDeogiriとよばれた。1327年にはトゥグルク朝のムハンマド・ビン・トゥグルク王が,デカン高原征服の意図のもとにデリーからここに遷都し,〈富の都〉を意味する現名に改名した。…

【トゥグルク朝】より

…ムハンマドのときその領域は最大となり,一時的ながらヒマラヤからコモリン岬までを支配した。彼は帝国支配のためさまざまな改革を行い,とくにデカン,半島南端支配のため,デカンのデーバギリDevagiriの地に,新都城を建築した。このダウラターバードDaulatābād(〈富の町〉の意)に,デリーから住民を強制的に移住させたといわれるが,彼の目的は,新首都建設とデリーの放棄というよりも,デリーとは別の第二の首都をつくることにあったともいわれている。…

※「デーバギリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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