世界大百科事典(旧版)内のデーン朝の言及
【デーン人】より
…10世紀に入り,イングランド諸王は反撃を開始し,同世紀半ばころまでにはデーンロー地方を服属させたが,同世紀末には再び北欧からの大規模な侵入が再開され,デーンローのデーン人もこれに呼応して立ち上がった。イングランド王エセルレッド2世はその攻撃をかわすため,デーンゲルドという税を徴収して彼らに与えて平和をあがなったが,1016年デンマーク王子クヌットはついにイングランドを征服して王となり,デーン朝を開いた。彼はまもなくデンマーク王となり,ノルウェー王をも兼ね,スウェーデンの一部をも支配する北海帝国を建設したが,このころがデーン人の活動の最盛期であった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」