トゥクルティニヌルタ(読み)とぅくるてぃにぬるた

世界大百科事典(旧版)内のトゥクルティニヌルタの言及

【アッシリア】より

…実際,王の死後もすぐれた支配者がつづき,6王158年間にわたって国力が発展し,エジプト,バビロニア,ヒッタイトと並ぶ強国の地位を確立した。前13世紀末には,トゥクルティニヌルタ1世Tukulti‐ninurta I(在位,前1244‐前1208)のもとに,短期間ではあるがバビロンを支配した。アッシリアのこのような発展の背後には,アッシリアの土地貴族が供給する馬のひく戦車隊と自由農民を中心とする歩兵があり,アッシュールの富裕な市民や神官たちの支援があった。…

【アッシリア美術】より

…中期アッシリア時代(前1千年紀初めまで)には,アッシュールにいくつかの神殿,ジッグラト,宮殿などが造営された。トゥクルティニヌルタ1世Tukulti‐ninurta I(在位,前1244‐前1208)が建設し,あるいは再建したイシュタル神およびアッシュール神の神殿などが代表例としてあげられる。またこの時期には,円筒印章に優れた作品が多く見られる。…

※「トゥクルティニヌルタ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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