世界大百科事典(旧版)内のトウホクヤチネズミの言及
【ヤチネズミ(谷地鼠)】より
…なお,上記のうち2種にムクゲネズミの名があるが,これはヤチネズミ属特有の体背面の赤色の縦帯をほとんど欠き,体毛がむく毛状のため,一見して他と区別可能なためである。 広義のヤチネズミには以上のほか,別属で,東北地方のトウホクヤチネズミAschizomys(=Eothenomys) andersoni,本州中部の高山にのみすむニイガタヤチネズミA.niigatae,紀伊半島のワカヤマヤチネズミA.imaizumii,朝鮮半島のコウライヤチネズミ(コウライミヤマネズミ)A.regulusなどが含まれるが,それはこれらが長い間,ヤチネズミ属に属すると誤認されていたためである。臼歯には終生根ができず,背に赤色の縦帯がない。…
※「トウホクヤチネズミ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」