世界大百科事典(旧版)内のトスカナ語の言及
【イタリア】より
…北はアルプスを境としてフランス,スイス,オーストリアに接し,東は地続きのユーゴスラビアとともにアドリア海を抱き,西はティレニア海に臨む。
【国土と住民】
現在のイタリア共和国の範囲がイタリアとして理解されるようになるのは,近代になってこの範囲においてトスカナ語が共用語として用いられるようになってからのことである。近代以降,イタリアという地名はさまざまなイメージを引き起こす言葉として用いられてきた。…
【トスカナ[州]】より
…トスカナはイタリア諸州の中でもルネサンス以来の伝統を誇る個性豊かな州として知られている。トスカナ方言(トスカナ語)はダンテ以来の文化的背景をもち,現在のイタリア語の基盤となった。トスカナ方言が北西部のカラーラ付近を除き,ほぼ州の範囲全体に普及していることは,トスカナの文化的統一性を物語っている。…
※「トスカナ語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」