デジタル大辞泉 「トランスコーディング」の意味・読み・例文・類語 トランスコーディング(transcoding) ⇒トランスコード 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
知恵蔵 「トランスコーディング」の解説 トランスコーディング 再圧縮。入力した圧縮信号を再度、別の規格の圧縮信号に変換すること。BD(Blu-ray Disc:ブルーレイディスク)レコーダーのAVCREC、HD-DVDレコーダーのHDRecが、2007年秋製品から導入された。 BS、地上のデジタル放送は、MPEG2という圧縮規格で伝送されている。これまでは、信号をそのまま加工せずにMPEG2ストリームのままディスクに記録していた。例えばNHK・BSハイビジョンでは24M(メガ)bps(1秒に2400万ビット)という信号量であり、1層25GB(ギガバイト)のディスクの場合、2時間10分の記録時間であった。これをトランスコーディングにて、より効率的な圧縮方式であるMPEG-4AVCを使って、信号量を縮小することができる。従来のハイビジョン対応DVDレコーダーのようにダウンコンバートして低画質のSD信号をDVDに記録するのではなく、ハイビジョンの解像度のまま記録するのである。AVCは、MPEG2に比べ、約1.5倍圧縮できる。つまり理論上はNHK・BSハイビジョンの画質を約16Mbpsで実現できるということである。 (麻倉怜士 デジタル・メディア評論家 / 2008年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報 Sponserd by