世界大百科事典(旧版)内のトランブル,D.の言及
【2001年宇宙の旅】より
…というのは,これが公開された翌年に人類が月面着陸に成功し,テクノロジーの急速な進歩と,それに伴う不安,思考力や感情をもつコンピューターと,それに管理される人間の死闘といったことが,にわかに現実感をもち始めたからでもある。キューブリックの設計・監督のもとに,ダグラス・トランブルら4人のスーパーバイザーが担当した特撮の質量感,実在感がすばらしく,従来の〈うそっぽさを楽しむ〉ゲテモノSFとの間に一線を画した。いわば,SFのFを,フィクションのFからファクトのFにまで拡大したとまでいわれた。…
※「トランブル,D.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」