世界大百科事典(旧版)内のトロール漁船の言及
【漁船】より
…(1)もっぱら漁業に従事する船舶,(2)漁業に従事する船舶で漁獲物の保蔵または製造の設備を有する船舶,(3)もっぱら漁場から漁獲物またはその製品を運搬する船舶,(4)漁業に関する試験,調査,指導,取締りまたは練習に従事する船舶で漁労設備を有するもの。(1)は沿岸で釣り,採藻をする小型船から,巻網漁船,カツオ・マグロ漁船,トロール漁船,捕鯨船など近海および遠洋で操業する船で,その範囲は広く,狭義の漁船は一般にこれをいう。(2)は自船または付属船の漁獲物を処理加工し,船内収納ができる船で,ミール工船式トロール漁船,捕鯨母船,サケ・マス母船などをいう。…
【トロール漁業】より
…日本でも南極オキアミ,北洋の抱卵スケトウダラなどに使われ,好成績を挙げている。【清水 誠】
[トロール漁船]
トロール漁船は後部作業甲板の改良がなされ,現在の船首楼型の全通二層甲板船となった。船尾式は投網・揚網作業が省力化されて能率的であり,サイドトローラーのように風向きに左右されず,すみやかに大型の網を船上に収納することができる。…
※「トロール漁船」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」