トンチボウ(読み)とんちぼう

世界大百科事典(旧版)内のトンチボウの言及

【ムジナ(狢∥貉)】より

…昔話に,木挽(こびき)が小屋にいると女がとめてくれとやってきたが,いろりに足を出してあたるのを見ると,ぬかるみを歩いてきたはずなのに真っ白い足袋に汚れが見えないのでなべの湯をかけると死んでムジナになったなどというのがある。佐渡ではトンチボウと呼んで山の神の姿のようにも考え,またこれにまつわる伝承が残っていた。また,長野県北境の山中ではバンブクといって腹に毛のないものが化けるなどともいっていた。…

※「トンチボウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android