世界大百科事典(旧版)内のドゥルシネーアの言及
【ドン・キホーテ】より
…スペインはラ・マンチャに住む郷士アロンソ・キハーノは日夜騎士道物語を読みふけって狂気にとらわれ,そこに書かれていることを実行に移す決意をする。かくしてみずからを騎士ドン・キホーテと名のり,現実主義的で少々欲の深いサンチョ・パンサを従士とし,田舎娘を思い姫ドゥルシネーアに仕立て,やせ馬ロシナンテにまたがって,この世の不正を正し,弱きを助けるために遍歴の旅に出る。そして〈風車の冒険〉をはじめとする数々の冒険を介して,この世の現実と衝突する。…
※「ドゥルシネーア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」