世界大百科事典(旧版)内のドビンワリの言及
【クワエダシャク(桑枝尺)】より
…十分成長した幼虫は7cmくらいに達し,これがクワの幹や枝に腹脚でつかまり,一直線の姿勢で静止していると,クワの枯枝にそっくり似ている。昔,クワ畑で手入作業や葉の収穫をするとき,土瓶に入れたお茶を持ち込み,枝とまちがえて土瓶のつるを掛けると,土瓶が落ちてしまうところから,このシャクトリムシをドビンワリと呼んでいた。年2回の発生で,落葉や木の隙間で幼虫の状態で越冬する。…
※「ドビンワリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」