世界大百科事典(旧版)内のドルジーナの言及
【シューバ】より
…ロシアを含む東スラブ地域で男女ともに用いる毛皮の裏つき外套。文献の上では14世紀末に最初の言及が見られるが,ロシアのブイリーナ(口承叙事詩)の中では,諸公に従う親衛隊(ドルジーナdruzhina)の用いるクロテン,ヒョウの毛皮上着として描かれている。裁ち方としては,前合せの長衣型のもの(ロシア南方,特にドンやクバン,テレク,シベリア地域),腰部にくびれのある一枚裁ちのもの,ひだ付きで最も新しい半幅外套型のもの(ボルガ中流の中央工業地域)の3種があった。…
※「ドルジーナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」