ドールン(読み)Doorn,Cornelis Johannes van

朝日日本歴史人物事典 「ドールン」の解説

ドールン

没年:1906(1906)
生年:1837.1.5
明治期に来日したお雇い外国人。オランダ人土木技師。アムステルダム生まれ。ユトレヒト工業学校卒業後土木技師となった。長崎や大阪で医学教育に従事したボードインの推薦により,明治5(1872)年大蔵省土木寮(のち内務省に移管)の長工師として来日。オランダ人技術者を指揮して全国各地の土木工事を担当,函館,仙台,大阪などの築港,利根川,淀川などの大河川の改修,安積疏水の建設など多くの工事に貢献した。13年に帰国。昭和6(1931)年には猪苗代湖畔に胸像が建てられた。<参考文献>土木学会編『明治以後本邦土木と外人

(三好信浩)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「ドールン」の解説

ドールン Doorn, Cornelis Johannes van

ファン=ドールン

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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