世界大百科事典(旧版)内のナイロン・ストッキングの言及
【靴下】より
…爪先から脚部をおおう衣類。綿,麻,絹,毛織物,毛皮,化学繊維などで作られ,長さや厚さによってソックス,ハイソックス,タイツ,パンティストッキングなどさまざまの種類がある。脚部だけをおおう習慣は,ゲートル風にひも状のものを巻きつけたものがエジプトやギリシアでみられ,中世にも引き続き用いられてきた。布でおおうようになったのは,15世紀終りころから16世紀にかけてである。この時代に,それまで足首まで達していた長い丈の男子服が,腰部をおおうだけの短い胴衣ダブレットになり,あらわになった脚部をおおうタイツ風のズボン(英語ホーズ,フランス語ショース)と組み合わせて着るようになった。…
※「ナイロン・ストッキング」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」