ナオミズム(読み)なおみずむ

世界大百科事典(旧版)内のナオミズムの言及

【痴人の愛】より

…一編の筋は,河合譲治という主人公が,町で見かけた西洋女性に似た体つきのナオミに入れあげ,自分の思いどおりの女にしようとして〈教育〉するが,かえって最後にはその悪女としての魅力にとらえられ,ナオミの不貞にも頭があがらなくなるという結末にいたる。この作品以後,一時ナオミズムという言葉が世に流行した。平凡人の心理にひそむ性的争闘のすさまじさを皮肉に描いた名作である。…

※「ナオミズム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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