世界大百科事典(旧版)内のナガヒシダニの言及
【ダニ(蜱∥蟎∥壁蝨)】より
…赤道直下の熱帯から,標高3000m以上の高山や南極にも生息し,森林,草原,湿原,海浜,湖沼,河川,洞穴,温泉,さらに人為的な影響下にある果樹園,畑,牧場,ゴルフ場,庭園,道路の植込みに至るまで,あらゆる場所に無害なダニが見られる。そのうち,ササラダニは土壌中に生活して落葉などの植物遺体の分解に関与して,豊かな土づくりに貢献しているし,樹木の上をパトロールするカブリダニ,ナガヒシダニ,テングダニなどは農林害虫となるハダニを捕食してくれる。セミ,バッタ,トンボ,カメムシ,ガなどに寄生するダニも種類が多い。…
※「ナガヒシダニ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」