世界大百科事典(旧版)内のナチェス族の言及
【アメリカ・インディアン】より
…寺院の基壇と解釈されるテンプル・マウンドは広く東部一帯に分布し,複雑な階層社会が存在していた。とくにミシシッピ川下流域には,ナチェス族,チョクトー族などが都市国家的な政治統合体をもち,その社会は貴族,平民,奴隷などに階層化し,近隣の諸部族と同盟関係を結成していた。また,東部海岸地方のイロコイ諸族は,5部族(後には6部族)が同盟を結び,代表者を出して合議体を形成していたが,これは各部族に共通する問題や対外問題を処理するための政治組織であった。…
※「ナチェス族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」