世界大百科事典(旧版)内のナッシュ解の言及
【ゲーム理論】より
…非協力ゲームは人間の社会的行動の基礎として,その構造が研究されており,また経済学における競争市場の分析をはじめとして,広い分野で応用されている。 戦略型協力ゲームでは,プレーヤー間の交渉結果のもつべき基本的性格を公理化し,その基準をみたす一意の利得分配を定めるナッシュ解がよく知られている。 また同一のゲームが反復して行われる反復ゲーム,ある部分ゲームから他の部分ゲームに確率的に移行する確率ゲーム,ゲームの状態や戦略が連続な時間の関数として表される微分ゲームなどのように,時間の経過に伴って行われるさまざまな多段階ゲームがある。…
※「ナッシュ解」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」