世界大百科事典(旧版)内のナテーシュバラの言及
【ナタラージャ】より
…〈舞踏家の王〉の意で,ヒンドゥー教の主神の一つであるシバ神の別称。ナテーシュバラNaṭeśvaraとも呼ばれる。シバ神は演劇および舞踊の創始者,守護神とみなされ,現在のインド舞踊に際しても祈念され,片足を上げて踊るシバ神のポーズが演じられる。…
【ヒンドゥー教】より
…彼はまた生殖をつかさどりしばしば円筒形の男根,リンガの形で崇拝される。南インドでは,ナテーシュバラ(舞踏者の神)と呼ばれ,演劇の保護者として崇敬されている。ヒンドゥー教の本質は多神教であるが,ヒンドゥー教の中のビシュヌ派に属する者は,ビシュヌ神が最高唯一の神であって,シバ神はビシュヌ神から開展したものであるとみなす。…
※「ナテーシュバラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」