世界大百科事典(旧版)内のナン・タウアスの言及
【ナン・マドール】より
…高さ1~2m,広さ370~8400m2の人工島は,周囲にポナペ島から運んだ柱状玄武岩を積み,内側をサンゴ礫や砂で埋め立てている。最大の遺跡はナン・タウアスで,高さ4~7mの巨大な柱石を積み重ねた二重の郭壁があり,中央に石室をもつ壮大な建造物である。伝承によれば,ここはポナペ島の政治,宗教の中心地として13~15世紀ころに栄えたのち,西欧文明との接触以前に廃虚と化した。…
※「ナン・タウアス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」