世界大百科事典(旧版)内のニオー洞窟の言及
【先史美術】より
…明白にソリュートレ期に属する壁画はなく,マドレーヌ期初期に彩画は再びデッサンから出発しなおす。やがて線に抑揚が出てきて,中期にはニオー洞窟壁画のように,動物の毛を線影で処理したり,擦筆画のような暈翳(うんえい)をもつ平塗りの彩画があらわれる。そして後期に2色以上の絵具を混ぜたり,塗りわけたりして,形象の立体感や現実感を求める多彩画があらわれる。…
※「ニオー洞窟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」