《にしきど合戦》(読み)にしきどがっせん

世界大百科事典(旧版)内の《にしきど合戦》の言及

【本】より

…京都では史書,軍書,医書,儒書などは〈物の本〉と呼び,その版元を〈物の本〉屋というのに対し,江戸では版元を,板木屋と公称した(〈本屋〉の項を参照)。江戸では出版物も十数枚綴じの古浄瑠璃本や絵入本が主であったが(現存のうち《にしきど合戦》(1665)が古いほうである),これより以前の正保年間(1644‐48)の〈武鑑〉あたりから出版が始まったといえよう。《長明物語》(1648),《武者物語》(1656)はともに松会(しようかい)市郎兵衛の出版である。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」