世界大百科事典(旧版)内のニジベラの言及
【カミナリベラ】より
…また性転換をするものもあり,その際,生まれつきの雄と,雌から転換した雄とで体色,斑紋が異なる場合もあるなどたいへん複雑で,同種のものが別種として扱われることも多い。本種もその一例で,従来,ニジベラS.trossulaとされていたものはカミナリベラの雄型であることが明らかにされ,ニジベラという種は消えることとなった。背方が淡褐色で腹方は淡く,体側下方に暗青色点からなる4本の縦帯をもち,その名の由来となったジグザグの稲妻を思わせる短い黒色縦帯を胸びれのすぐ上部にもつのが従来からカミナリベラとされたものである。…
※「ニジベラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」