世界大百科事典(旧版)内のニトリト錯体の言及
【亜硝酸】より
… 亜硝酸イオンは窒素を中心とした折れ線型構造である。遷移金属イオンに配位して錯体を形成する場合,中心の窒素で配位結合をつくるものをニトロ錯体,酸素で配位するものをニトリト錯体と呼ぶ。前者の例にはニトロペンタアンミンコバルト(III)塩化物[Co(NO2)(NH3)5]Cl2,後者の例にはニトリトペンタアンミンコバルト(III)塩化物[Co(ONO)(NH3)5]Cl2などがある。…
※「ニトリト錯体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」