世界大百科事典(旧版)内のニホンカナヘビの言及
【カナヘビ】より
…餌は昆虫,クモ,カタツムリなどのほか,大型種は小鳥の雛をもとらえる。 北海道から吐噶喇(とから)列島の諏訪瀬(すわのせ)島に至る日本各地に分布するニホンカナヘビTakydromus tachdromoides(イラスト)は,カナヘビ属の代表的な種で,全長18~25cm,尾はその約2/3を占める。体背面は褐色で,眼の後方から胴側面にかけて暗褐色の帯模様が走り,雄では著しい。…
【トカゲ(蜥蜴)】より
…体は全身が滑らかな瓦状の体鱗に覆われ,頭部では大きな鱗板に分化しており,各うろこには骨質の板(皮骨板)があって硬い。カナヘビ科のニホンカナヘビTakydromus tachydromoides(イラスト)がニホントカゲとよく混同されるが,前者は体鱗に光沢がなく,背面では各体鱗の隆条が連続して6条になり,また頭胴部から尾部にかけて背面の体色が一様に褐色をしている点で区別できる。トカゲの幼体は背面が黒色で5条の黄白色の細い縦条が走り,尾は鮮やかなコバルトブルーでよく目だつ。…
※「ニホンカナヘビ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」