世界大百科事典(旧版)内のヌエバ・グラナダ副王領の言及
【副王制】より
…いまひとつは1543年に設置されたペルー副王領で,パナマのほか,ベネズエラ沿岸地方を除く南アメリカ全域を包摂し,リマを主都とした。しかし,1717年にはボゴタを主都とするヌエバ・グラナダ副王領が設置された。数年後この副王領は廃止されたが,39年再び設けられ,ボゴタ,パナマ,それにキトのアウディエンシアを統轄した。…
【ベネズエラ】より
…カルデラ政権になっても,多少自由化政策は修正されたものの,IMF主導の自由化政策は変わらず,国内の深刻な経済状況には変化はない。
【歴史】
[独立への歩み]
ベネズエラは18世紀初めに創設されたヌエバ・グラナダ副王領(現在のコロンビア,エクアドル,パナマにわたるスペインの植民地)に属していたが,18世紀後半にはカルロス3世の改革でベネスエラ総監領となり,熱帯性農産物の輸出によって繁栄する新興の経済発展地であった。貿易の完全自由化を求めるカラカスのクリオーリョ(新大陸生れのスペイン人)たちの中に,ヨーロッパの啓蒙思想の影響を受けた革命家が現れた。…
※「ヌエバ・グラナダ副王領」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」