世界大百科事典(旧版)内のネズミスナノミの言及
【ノミ(蚤)】より
…寄生すると激しい刺激症状を起こし,ニワトリの成長や産卵が止まり,雛鳥は死亡することがある。このような寄生の仕方をさらに進めたものが中国産のネズミスナノミTunga caecigenaで,雌は宿主の耳にしりをのぞかせるだけですっぽりうまりこみ,はじめ体長1mmほどだったものが豆粒大に肥大し死ぬまで吸血と産卵を続ける。そのほかにも宿主の組織にくいこむノミとして,ジンバブウェのセンザンコウに寄生するナガスナノミNeotunga euloideaや,天山,モンゴルのヒツジやウマに寄生するアラクトケナガノミVermipsylla alacuriなどがある。…
※「ネズミスナノミ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」