ねずみとり

デジタル大辞泉プラス 「ねずみとり」の解説

ねずみとり

英国の作家アガサ・クリスティによる推理劇(1952)。原題《Mousetrap》。初演以来、ロンドンのセント・マーティンズ劇場において世界最長のロングラン上演記録を更新中。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のねずみとりの言及

【クリスティ】より

…処女作以来,《アクロイド殺害事件》(1926)などの代表作では,ベルギー生れのエルキュール・ポアロ探偵が登場するが,イギリスの典型的な田舎の小村に住む老女,ミス・マープルがしろうと探偵として活躍する《牧師館の殺人》(1930)などの作品も人気がある。自分の短編を基に書いた戯曲《ねずみとり》は52年ロンドン初演以来記録的ロングランを続け,彼女の多くの作品は映画化された。死の少し前に《自伝》(1977)を発表。…

【ロングラン・システム】より

…ミュージカルの長期公演記録としては,《マイ・フェア・レディ》の2717回がある。アメリカだけでなくロンドンやパリの劇場でもこの方式が成功して,前者ではA.クリスティの《ねずみとり》,後者ではE.イヨネスコの《禿の女歌手》が,20年をこえて現在でも興行を続けている例がある。【戸張 智雄】。…

※「ねずみとり」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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