世界大百科事典(旧版)内のノリ養殖の言及
【ひび養殖(篊養殖)】より
…海中に設けたこのような施設をひびというが,本来は魚を捕るための施設であった。 江戸時代の初期,東京湾の大森付近の漁民が,魚を捕るために建てたひびにノリがつくことに着目し,ノリを育てる目的で竹ひびやそだひびを建て込むようになったのがノリ養殖の始まりといわれている。初めは養殖期間中,ひびを動かさず同じ場所に置いたままにしていたが,採苗適地(種場)と養殖適地が必ずしも一致しないことから,明治の中ごろから両者が分けられ,ひびを移動するようになった。…
※「ノリ養殖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」