世界大百科事典(旧版)内のノルゲ号の言及
【アムンゼン】より
…帰途クイーン・モード山脈を発見した。その後,空路で北極上空通過をはかり,26年5月11日ノビレ操縦の飛行船ノルゲ号でスピッツベルゲンから極点をへてアラスカへ飛び,13日安着。この際の功名をめぐりノビレと不和となったが,ノビレがイタリア号で北極飛行中遭難したと聞き,28年6月18日救出に飛び,スピッツベルゲン付近で乗機ラタム号ごと消息を絶った。…
【北極】より
…北極点到達をめざし飛行機を最初に用いたアムンゼンは1925年5月21日,スバールバルからアメリカ人エルズワースとともに北緯88゜まで飛んだ。さらに翌26年,アムンゼンは飛行船ノルゲ号による北極点経由の横断飛行を計画し,エルズワースやイタリア空軍のノビレUmberto Nobile(1885‐1978)とともにスバールバルで準備をしていた。このときアメリカ海軍のR.E.バードは飛行機で5月9日極点までを往復した。…
※「ノルゲ号」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」