はだし

世界大百科事典(旧版)内のはだしの言及

【履物】より

…一般に閉塞性履物は寒い地域,開放性履物は温暖な地域に多く分布しているが,これは履物が衣服の一環となってからのことである。理由として履物が使用される前に,人類の出現以来,およそ400万年近くのはだしの歴史があること,現在でもなおはだしの民族が見られることがあげられよう。有名な事例として,南米の最南端に位置するフェゴ島は一年のうち5ヵ月も降雪を見る寒い所であるにもかかわらず,数十年前までここに住んでいたオナ族は,毛皮をまとうだけで履物を用いていなかったことが知られている。…

【スタンク】より

…処女詩《素朴な詩》(1929)から晩年の詩《時の剣》(1972)にいたるまで,原初的な農民感情を歌ったものが多い。自伝的要素の濃い小説《はだしDesculț》(1948)は戦前の農村の悲惨な地獄絵巻とも言うべきもので,特異な散文詩的文体によって一躍有名となり,各国語に訳された。ほかにも晩年の《ジプシー村》(1971)など多くの小説がある。…

※「はだし」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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