ハダド(読み)はだど

世界大百科事典(旧版)内のハダドの言及

【アダド】より

…本来は西方セム系の嵐・雷電の神で,その神名も雷鳴のとどろきを意味するḥddに由来する。シリア地方ではハダドHadadと呼ばれたが,普通はアッカド語圏の神とみなされている。文書では発音のいかんにかかわらずIMと書かれるが,標準的なアッカド語呼称はアダドである。…

【水神】より

…トロイア人がスカマンドロス川Skamandrosの聖なる力を信仰し,牛や馬を供犠として深みに投じたことや,ガンガー(ガンジス川)が清浄力をもつとされ,古代から現代にいたるまで沐浴する者が後を絶たず,遺骨が投棄されることはよく知られている。水を支配・統御する独立の神(霊)として有名なものにシュメールの水神エンキ(バビロニアではエア),アッカドにおける雨の神としてのアダドまたはハダド,エジプトのナイル川を支配する神のハピHapi,さらに,ギリシアの海洋神ポセイドン,ローマの海神ネプトゥヌス,インドをはじめ日本も含むアジア各地で崇拝されている水神ナーガNāga=竜神などがある。水神のパンテオン(万神殿)における地位と力は民族,社会によって異なるが,ところによっては高い地位と影響力をもつことがある。…

【バアル】より

…前3千年紀から前1千年紀のシリア・パレスティナでのもっとも活動的な男神で,別名ハダドHadad。その名は〈主〉を意味する。…

※「ハダド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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