世界大百科事典(旧版)内のハミルトニアン演算子の言及
【量子力学】より
…また上のの中に見える,は関数ψt(x,y,z)をV(x,y,z)ψt(x,y,z)に変える掛算演算子である。シュレーディンガー方程式に現れるはハミルトニアン演算子とよばれるが,上の例では2階の微分演算子と掛算演算子の和になっており,一般に波動関数ψtを複雑なしかたで変えることが想像されよう。シュレーディンガー方程式の解のうちでとくに定常状態にあたるものは,という固有振動に特有の形をしており,unは, un=Enunをみたす。…
※「ハミルトニアン演算子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」