ハリス・パピルス(読み)はりすぱぴるす

世界大百科事典(旧版)内のハリス・パピルスの言及

【本】より

…1枚のパピルスにはいくらも文字が書けず,また上下の2層を直角に交差させるため,表と裏とでは繊維の向きが異なり,ふつう片面だけにしか書かれなかったので,何十枚かをのりでつぎあわせ,中国の巻子本に似た巻物をつくる。いままでに知られている最も長い巻物は,ラメセス2世の治世をほめたたえた大英博物館所蔵のハリス・パピルスで,33mにも達するが,一般に長尺のパピルス巻物は,富んだ人が死んだとき墓に埋めるための儀式用〈死者の書〉であり,実際に読むための文学的なテキストは短い巻物に書かれるのが普通であった。パピルス本が現れてから,エジプトの書物文化はめざましい発展をとげ,プトレマイオス朝の首府であったアレクサンドリアには,紀元前すでに大きな図書館(アレクサンドリア図書館)が建ち,盛時には一説に70万巻以上の蔵書を誇ったといわれる。…

※「ハリス・パピルス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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