世界大百科事典(旧版)内のハンガリー水の言及
【香水】より
…(5)はフレーバー(食品香料)が主であるが,古くは没薬(もつやく)や肉桂(につけい)などがミイラの製造に固型のまま使われた。
[ヨーロッパ]
1370年ころハンガリー王妃エリザベトの愛用したハンガリー水が広義の香水の初めといわれ,フランスでは16世紀の中ごろから香料植物の栽培と香料の製造が盛んになった。それはフィレンツェのメディチ家からフランス王アンリ2世に嫁いだカトリーヌ・ド・メディシスが非常な香料愛好家であったからだといわれている。…
※「ハンガリー水」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」