世界大百科事典(旧版)内のはんこ行政の言及
【稟議制】より
…なお,トップの決定権を下位に委任し,そこどまりで決裁を下すことを専決といい,専決権者が不在のとき決裁を下すことを代決という。 稟議制は下位の者から起案がなされ上位者は受身の立場になるため〈積上げ方式〉とも,また稟議過程で数多くの捺印がなされるため〈はんこ行政〉ともいわれる。その特色は,(1)決定権のない末端の職員が事案を作成すること,(2)事案はその内容に関連のある他の部門の者によって順次個別的に審議されること,(3)最終的に裁定する決定権者は,原則としてこの手続を経て上ってきた事案を拒否しないことである。…
※「はんこ行政」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」