世界大百科事典(旧版)内のハーシェル宇宙の言及
【銀河系】より
…当時はまだ恒星の距離を求める方法が知られていなかったので,ハーシェルは,星の実光度がどれも等しいものと仮定し,暗い星ほど距離が遠いという関係を使って,恒星の空間分布を推定した。その結果として得られたのが,1785年に発表されたいわゆるハーシェル宇宙(図1)である。それによれば,われわれのまわりの星々は,扁平な形の一つの有限な体系を構成し,天の川の方向に長くのびた形をもっていて,これは目で見た印象をはっきり裏づけている。…
※「ハーシェル宇宙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」