世界大百科事典(旧版)内のハーモニゼーション方式の言及
【GATT】より
… 当初75年に交渉の終了を予定した東京ラウンドは,1973年秋の石油危機とその後の世界経済の混乱,先進諸国での深刻な不況と保護主義の台頭といったさまざまな出来事によって難航をきわめ,ようやく5年7ヵ月の長丁場のすえ79年に実質的な終結をみた。東京ラウンドの成果としては,まず関税引下げについては関税率の高いものほど大幅な引下げを行うハーモニゼーション方式がとられ,80年から8年間に基準税率比で日本が50%弱,アメリカが30%前後,ECが25%前後と引き下げられた。 次に,いままでその重要性を指摘されてきた非関税障壁についてもメスが入れられ,〈政府調達〉〈スタンダード〉〈補助金・相殺関税〉〈関税評価〉に関する国際協定が合意された。…
※「ハーモニゼーション方式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」