世界大百科事典(旧版)内のバイエルン・レーテ共和国の言及
【ドイツ革命】より
…これに対して,ベルリン,ルール地方をはじめ各地の大都市や工業地帯では,大衆が,反革命への危機感と,根本的改革を進めない政府・社会民主党への幻滅とを強め,労兵レーテによった革命派が勢力を広げた。ミュンヘンでは,2月にアイスナーが反革命派に暗殺されたあとの激動の中で,4月初めアナーキストのランダウアーらによって〈バイエルン・レーテ共和国〉が宣言され,まもなく共産党がその指導権を握った。シャイデマンの率いるワイマール連合政府は,一定の〈社会化〉立法で大衆を分裂させつつ,義勇軍を各地に派遣して各個撃破を進め,5月初めにはバイエルン・レーテ共和国も武力制圧された。…
※「バイエルン・レーテ共和国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」