世界大百科事典(旧版)内のバシュ・チャルシアの言及
【サラエボ】より
…死の直前に大公夫妻が訪れた市庁舎は,ミリャツカ川に影を落とすイスラム様式とビザンティン様式が混交した美しい建物(1892‐96)で,現在はボスニア・ヘルツェゴビナ科学芸術アカデミーと国立図書館となっている。後方のバシュ・チャルシアは町の顔ともいうべき広場で,小さなトルコ風の銀細工屋,土産物店,飲食店が軒をつらねている。それが周囲に林立するモスクの尖塔や背景の山塊とともに,独特の雰囲気をかもし出し,〈ヨーロッパのオリエント〉の名に恥じない。…
※「バシュ・チャルシア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」